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〈平成時代(4)〉

2004(平成16)【今上】 甲申(きのえさる)

  《総理大臣》[第88代]第2次小泉純一郎内閣
  《知事》[第53代(公選15代)]金子原二郎
  《市長》[第31代]伊藤一長

  01/08勝山町に桜町小学校の新校舎完成。初の始業式を迎える
     校舎1階には、建設中に出土した17世紀初頭の「サント・ドミンゴ教会遺構」を一部保存した資料館を併設
  01/12第82回全国高校サッカー選手権大会で長崎県代表の国見高校が福岡県代表の筑陽学園に6対0で優勝を果たす
     戦後の優勝回数最多の帝京高校に並ぶ(6回)
     決勝で6点差をつけた試合は1947(昭和22)の第26回大会で広島付属中学が7対1で尼崎中学を下して以来
  01/22長崎ランタンフェスティバル開幕(〜02/05)。開催期間中、約68万人の人出
     メインオブジェは斉天大聖(せいてんたいせい)
  01/26長崎市五島町にホテル「東横イン長崎駅前」がオープン
  01/島原バスが低床型ワンステップバス3台を導入
     2005(平成17)01/ノンステップバスを1台導入
  02/20小江原5丁目654-54他にそらの夢公園(2621.86平方米)が、小江原5丁目654-142他にほしの夢公園(982.24平方米)が
     小江原5丁目1452-115ににじの夢公園(2720.55平方米)が、豊洋台1丁目113-183にあじさい公園(1万7144.67平方米)が
     豊洋台1丁目110-90にわらべうた公園(1033.23平方米)が、豊洋台1丁目113-116にゆうやけ公園(3595.32平方米)が開設
  02/24末石町59-2にえがわ運動公園(4万2400平方米)が開設
  02/27三菱重工長崎造船所建造の豪華客船ダイヤモンド・プリンセス(約11万6千瓲)が米ロサンゼルスに向け出航
     同船はP&Oプリンセスクルーズ社(英国)が三菱重工に発注した2隻のうちの1隻
     今年05/に完成する予定が、2002(平成00)10/に火災を起こした同型船の名を引き継ぎ、3か月早く引き渡す
  03/01対馬6町が合併し対馬市になり、壱岐4町が合併し壱岐市になる
     県内の自治体合併は1973(昭和48)に長崎市が三重村を編入して以来31年ぶり
     両市の発足で、県内の市町村の数は8市70町1村から10市60町1村となる
     2つの市は「平成の大合併」の県内第1号
     対馬市は旧下県郡厳原町、下県郡美津島町、下県郡豊玉町、上県郡峰町、上県郡上県町、上県郡上対馬町の6町が合併
      海岸の総延長は915粁。全島の89%が山林で急な深い山々が連なり海岸まで続く
      福岡まで海路は138粁、対し韓国・釜山までの距離はその半分以下49.5粁
      対馬の面積は708.61平方粁で、佐渡、奄美大島についで3番目に大きい島。長崎県全体の面積の17.3%を占める
     壱岐市は旧壱岐郡郷ノ浦町、壱岐郡勝本町、壱岐郡芦辺町、壱岐郡石田町の4町が合併
      総面積は138.45平方粁、島としては全国で20番目に大きい島
  03/13通勤時間帯の利用客が多い諫早〜長崎(24.9粁)に通勤特急「かもめ201号」を新設
     JR特急列車としては日本でいちばん短い運行区間となる
     諫早発07時40分→浦上07時58分→長崎着08時01分
     運行する車両は「白いかもめ」で、乗車できる2号車から6号車の5両(274席)は、すべて自由席
     料金は特急料金を含め750円。平日だけの運行
  03/21三菱重工長崎造船所で新日本海フェリー発注の国内最大最速のカーフェリーが進水
     「あかしあ」と命名される
     総瓲数は1万7千瓲。全長224.5米、26米。トラック158台、乗用車66台を搭載可能で、旅客定員は820人
     同造船所が受注した同型船2隻の2隻目。1隻目「はまなす」は01/に進水、内装工事中
     両船とも06/に完成し、07/から京都府舞鶴〜北海道小樽で同時就航する予定
     船尾のプロペラの後ろに、逆方向に回転するもう一基のプロペラを組み込んだモーター内蔵型推進装置を装備
     システムの採用で推進効率が向上、最大速力31.5節(時速58キロ)を実現
     舞鶴〜小樽を従来より10時間短い約20時間で運航予定
  03/27午後3時、長崎自動車道の長崎多良見IC(中里町)〜長崎芒塚IC(芒塚町)〜長崎IC(早坂町)延長11.3粁
     長崎自動車に接続する「ながさき出島道路」(国道324号バイパス、早坂町〜新地町)延長3.4粁が供用開始
     長崎多良見〜長崎は、日本道路公団が事業費610億円で建設。九州横断自動車道長崎大分線は全線開通に
     「ながさき出島道路」は県と県道路公社が事業費約430億円で建設
     諫早市〜県庁の所要時間は従来の長崎バイパス経由より8分短縮の25分に
     「ながさき出島道路」オランダ坂トンネル新地側出口下で交差する都市計画道路片淵松ケ枝町線
     歩道側壁用に1858(安政05)から長崎熔鉄所で焼かれていた「ハルデス煉瓦(コンニャク煉瓦)」が復刻
  03/27県が長崎市の常盤・出島埋立て地に整備してきた「長崎水辺の森公園」がオープン。名称は公募で決定
     運河をめぐらした約6.5ヘクタールの広大な公園は1989(平成01)年度から総額32億円をかけて整備
     大地の広場(約2.5ha)、水の庭園(約1.2ha)、水辺のプロムナード(2.8ha)に分けられる
     公園は24時間出入り自由、午後10時以降は足元の照明以外は消灯
  03/27常磐町と出島岸壁付近を結ぶ常盤出島地区臨港道路が開通
     水辺の森公園周辺の運河を跨いで水辺の公園橋、常盤出島橋、大浦橋の3橋が架かる
  03/27水辺の森公園が竣工して、公園周辺の運河をまたぐ7橋が架かる
     あじさい橋、うみてらし橋、オランダ坂橋、風待橋、羽衣橋、東山手橋、宵待橋
  03/27市立桜町小学校内に「サント・ドミンゴ教会跡資料館」が完成
     場所はサント・ドミンゴ教会が建ち、のち代官屋敷が建った場所
     発掘調査で花十字紋瓦やクルス(十字架)など貴重なキリスト教関係の遺構、遺物が数多く出土
     それまで市内全域で17点出土していたが、サント・ドミンゴ教会跡だけで76点もの出土
     あわせて教会破壊後に建てられた長崎代官の末次、高木家の屋敷跡や陶磁器、ガラス製品なども見つかる
     資料館は教会時代のものとされる石畳や排水溝、大型石組み地下室や代官屋敷跡の一部などを保存公開
  03/28長崎県営バスが出島道路経由の空港リムジンの運行を開始
  03/30バス会社共通ICカード「スマートカード」が定期券システムの運用を開始
  03/31長崎県営バス、西日本鉄道が共同運行する雲仙・諫早〜福岡の「雲仙号」が廃止
     廃止は西日本鉄道撤退後
  03/長崎バス(株)の長崎市内〜長崎空港間のエアポートライナーが「ながさき出島道路」経由に変更
  03/電鉄がバリアフリー化に対応した超低床式路面電車(LRT)新型車両3000形の営業運転を開始
     全長1万5100粍、幅2300粍、(車体)高さ3230粍。乗降口が従来より40糎低い
     台車部分の低床化に成功した、国産初のフルフラット、ノンステップ電車
     車両費は1編成2億2千万円。うち半分の1億1千万円を電鉄が負担。残りは長崎市と国が5500万円ずつを補助
     創業以来初の国・行政からの補助金電車となる
  03/13九州新幹線が新八代一鹿児島中央間で部分開業
     八代〜川内間が肥薩おれんじ鉄道に移管   04/01長崎県営バスが東京案内所を開所
  04/01江平1丁目446-2他に江平公園(1373.25平方米)が、片淵3丁目353-1に片淵近隣公園(2万8千平方米)が
     上小島5丁目503-9に祝捷山公園(1万4千平方米)が、畝刈町1613-28に畝刈第4公園(6100平方米)が
     田中町2356に赤松ほたるの里公園(5千平方米)が、女の都1丁目1487他に女の都運動公園(2万2千平方米)が開設
  04/01西彼杵郡野母崎町高浜に高浜農村公園(1千平方米)が、西彼杵郡三和町宮崎に宮崎ダム公園(2万平方米)が開設
  04/03北松浦郡福島町のふくしま桜春まつりでキャラクター「健康戦隊フクシマン」が誕生
     使命は笑いは健康からをテーマに福島町民の健康と平和を守る
     全身タイツに福島町の花「ツバキ」マークが入ったヘルメットを着用
     メンバーはレッド、ブラック、イエロー、ブルー、ホワイト、福島太郎
     フクシバズーカ、ツバキアロー、車エビ固め、棚田夕日光線など、福島の名物や名所にちなんだ必殺技を使いこなす
     テーマ曲は「健康戦隊フクシマンのうた」
     2005(平成17)「合併星」からのSOSにより活動を休止
  04/04大村の「食育戦隊ひまわりレンジャー」がベースとなり「協力戦隊グレイトレンジャー」が誕生する
     デビューは大村アーケード親和銀行前
     使命は食育、あいさつ、交通安全、いじめの根絶などをわかりやすく指導すること
     アジアの子供達をすばらしい未来へ導くこと
     メンバーはモーニングレッド→オアシスレッド、シグナルブルー→トラフィックブルー、
     ニンジンイエロー→ショクイクイエロー
     宿敵はダルインダー帝国皇帝、ハーミ・ガカン大死教、インケンダー将軍(幹部)
     魔人蟻エーン、魔人ワイスンナー、半魔人アッパ・コラヨ
     テーマ曲は主題歌「必ずできる」と挿入歌の「平和を守る」
  04/08県立長崎東中学校が開校。長崎県立長崎東高等学校との併設型中高一貫教育校としてスタート
  05/01西彼杵郡野母崎町脇岬に脇岬源代公園(2380平方米)が開設
  05/09三菱重工長崎造船所で17000トンフェリーの火災事故が発生
  05/27三菱重工業長崎造船所での火災で改修され命名替えした「サファイア・プリンセス」が10か月遅れてシアトルへ
  06/15長崎市中央消防署の地に長崎市消防局との合同新庁舎建設のため新興善小学校跡にて中央消防署仮庁舎が運用を開始
     2007(平成19)03/03仮庁舎での運用が終了
  06/27水の浦地区の市道水の浦町大鳥町1号線に懸垂型の斜面移送機器「水鳥号」が開通
     長崎テクノロジーネットワーク推進事業により提案公募された完成品を設置
     定員2名で15米/分。車椅子搭載可能(折りたたんだ状態)
  06/野母商船の長崎〜香焼の航路に双胴旅客船「ぐらばあ」(430瓲)を就航
  06/バラード博士とNOAAはタイタニック号の損傷状態を調査する目的で探査プロジェクトを行なう
     タイタニック号は北大西洋のニューファウンドランド沖海底3650米に沈没
     のちバラード博士の呼びかけにより「タイタニック国際保護条約」がまとまる
     06/18アメリカ合衆国が条約に署名
     条約の内容はタイタニック号を保存対象に指定し、遺物の劣化を防ぎ、違法な遺品回収行為から守ることなど
  07/30長崎県営バスが稲佐山野外コンサート「平井堅コンサート」開催に伴う貸切シャトルバスを運行
  07/負債1590億円とし長崎プリンスホテルを所有する三正が民事再生法適用申請
     2005(平成17)08/31長崎プリンスホテル営業終了
     名古屋市のランドーナージャパンが運営するベストウエスタンプレミアホテル長崎に衣替え
  07/長崎バス(株)の営業部門の長崎バス観光と貸切部門の長崎観光自動車が合併
     新生の長崎バス観光が誕生し貸切バスを運行
     もとの長崎バス観光は長崎バスグループの旅行・貸切バス営業部門を担当
  07/歩行者通行量調査を実施 5年ぶり総通行量が増加
  08/01下五島1市5町が合併し五島市になり、上五島5町が合併し南松浦郡新上五島町になる
     五島市の人口は約4万7700。規模では長崎、佐世保、諫早、大村に次いで市部で5番目
     人口約2万6800の新上五島町は「平成の大合併」で初めて県内に誕生した町
     五島市は福江市、南松浦郡富江町、玉之浦町、三井楽町、岐宿町、奈留町が合併
      五島市は、長崎港の西方海上約100粁の五島列島の南西部に11の有人島と52の無人島から構成
      11の有人の島…福江島、奈留島、久賀島、椛島、黄島、赤島、蕨小島、黒島、島山島、嵯峨島、前島
      総面積は、420.29平方粁
     新上五島町は南松浦郡若松町、上五島町、新魚目町、有川町、奈良尾町が合併
      新上五島町は長崎県五島列島の北部に位置。中通島と若松島を中心とする7つの有人島と60の無人島から構成
      総面積は213.82平方粁。海岸線延長は約429粁におよぶ
  08/13アテネ五輪が開幕。〜08/29
  09/瀬川汽船(株)所有のウイングせがわを売却
     2004(平成16)10/01軽合金製せがわ(19瓲、97人、23節)が就航
  10/01瀬川汽船(株)が軽合金製せがわ(19瓲、97人、23節)を就航
  10/01長崎電鉄の超低床路面電車3000形がグッドデザイン賞を受賞
     欧州等の海外技術でしか実現していなかった100%超低床路面電車を、初めて純国産技術で実現
  10/07〜09「長崎くんち」(5)…樺島町(太鼓山)、大黒町(本踊・唐人船)、東古川町(川船)、
     本古川町(御座船)、出島町(オランダ船)、小川町(唐子獅子踊)、紺屋町(本踊)
  10/大崎自動車とさいかい交通が合併し新生のさいかい交通が誕生
     大崎自動車は長崎バス(株)の旧瀬戸営業所大崎出張所。さいかい交通は長崎バス(株)の旧瀬戸営業所
  10/五島、福江市の福江青年会議所が平和を守る「鬼岳戦隊JCレンジャー」を結成
     JC(=Junior Chamber)は青年会議所の略
     バラモンレッド、きびなごブルー、アスパラグリーン、五島牛イエロー、ミジョカピンクの5人組
     それぞれ「平和」「海」「農業」「特産物」「環境」を守る戦士
     宿敵は五島占領を企むグレートタイフーン、ザマナバラカー、ジャッカー
     2006(平成18)鬼岳戦隊ゴトウレンジャーに改名
  10/新潟県中越地震が発生
  11/0120年振りの新紙幣(1万円、5千円、1千円)発行
     1万円=福沢諭吉、5千円=樋口一葉、2千円=紫式部(ママ)、1千円=野口英世
  11/13西彼杵郡野母崎町脇岬に脇岬ふれあい公園(7031平方米)が開設
  11/第20代長崎商工会議所会頭に松藤悟
     2007(平成19)11/松藤悟が会頭再任
  12/01長崎県営バスが携帯サイトを開設(i-mode、EZweb、vodafone live!)。携帯電話による全路線の時刻検索が可能となる
  12/07西彼杵郡外海町大字神浦江川郷に神浦城公園(2600平方米)が開設
  12/12西彼杵郡三和町宮崎に三和記念公園(1万1千平方米)が開設
  12/13西彼杵郡高島町に光町ターミナルパーク公園(1900平方米)が開設
  12/21長崎県営バスが多良見町コミュニティーバスを運行
  長崎県営バスの長崎スマートカードへの切り替えが完了
     09/30各回数券の販売が中止
     2005(平成17)04/01回数券は使用できなくなる
  松浦鉄道の潜竜(現潜竜ヶ滝)〜肥前吉井(現吉井)間のコンクリートアーチ橋の吉田橋梁、福井川橋梁、吉井川橋梁3橋に関して
     製造過程で鉄筋の代用として竹筋が使われているかどうか電磁波調査が行なわれる
     鉄筋が使われていない可能性が高いことが確認される
     2006(平成18)02/竹筋が使われているかどうか福井川橋梁で行われたコア抜き検査が行なわれる
     竹は確認されず。地元では竹が使われていたのを見たとの証言もあり信憑性は高い
  島原市下折橋町から出平町に至るバイパス道路(通称「がまだすロード」)に三杉大橋が架かる
     総延長は360米で県内でも有数の長さ
  雲仙普賢岳の噴火で火砕流が通過した中尾川に橋梁延長148.5米の中尾川大橋が架かる
  ハヤシマリンカンパニーの経営が破たん
     ハヤシマリンカンパニーは長崎港に係留されている船上ホテルシップ「ヴィクトリア」(長崎市小曽根町)を運営
     ホテルシップ「ヴィクトリア」は旧青函連絡船の第2代「大雪丸」
     米投資ファンドのローンスター・グループ傘下、東京の大手ホテルチェーンのソラーレホテルズアンドリゾーツが営業を引き継ぐ
     2005(平成17)12/20船上ホテルシップ「ヴィクトリア」の営業を終了
     係留場所の海底にたまった土砂の影響で客室が揺れるなど苦情を受け、惜しまれながら閉鎖
  雲仙お山の情報館開館
  長崎バス(株)の新車投入が前年と同様に行なわれず
     ハウステンボスが会社更生法の適用を申請したため、出資していた長崎バス(株)も最終赤字決算を余儀なくされる

2005(平成17)【今上】 乙酉(きのととり)

  《総理大臣》[第88代]第2次小泉純一郎内閣(→09/21)、[第89代]第3次小泉純一郎内閣(09/21→)
  《知事》[第53代(公選15代)]金子原二郎
  《市長》[第31代]伊藤一長

  01/04長崎市の第11次市域拡張により
     338.72平方粁、戸数18万2519世帯、人口44万7103となる[2005(平成17)01/04現在]
     香焼町4.51平方粁1674世帯4200人(男1915・女2285)、高島町1.34平方粁432世帯778人(男349・女429)
     伊王島町2.26平方粁460世帯879人(男398・女481)、野母崎町20.93平方粁2715世帯7420人(男3422・女3998)
     三和町21.74平方粁4213世帯1万1925人(男5530・女6395)、外海町46.62平方粁2459世帯5401人(男2544 2857)
     2006(平成18)01/04長崎市の第12次市域拡張により
     406.35平方粁、戸数18万4119世帯、人口45万4739となる[2006(昭和18)10/01現在]
     琴海町67.63平方粁4146世帯1万2457人(男5946・6511)[2006(昭和18)01/04現在]
  01/04長崎市と西彼杵郡香焼町、伊王島町、高島町、野母崎町、外海町、三和町が合併
     「平成の大合併」では対馬市、壱岐市、五島市、新上五島町に次いで県内で5番目。本土地区では初めて
     長崎市では1973(昭和48)の三重村編入以来、32年ぶりの合併
     新しい県都「長崎市」が発足。県内の自治体数が10市51町1村から10市45町1村となる
     人口は3万人余増え約44万8千人に。面積は1.4倍の約338平方米に拡がる
  01/元船光タクシー、日光タクシー(光日光グループ)が全90台中10台の禁煙タクシーの運転を開始
  01/島原バスがノンステップバスを1台導入
     2006(平成18)01/低床型ワンステップバスを2台導入
  01/島鉄バスチョロQ第2弾を発売
  02/09長崎ランタンフェスティバル開幕(〜02/23)。開催期間中、約82万人の人出
     メインオブジェは金鶏報暁(きんげいほうぎょ)
  02/16温暖化防止のための京都議定書が発効
  02/17長崎県営バスが宮崎交通と共同運行する長崎〜宮崎の高速バス「ブルーロマン号」の運行を開始
  02/18本石灰町の洋画常設館「長崎宝塚劇場」が閉館となる
  02/28飛行機や新幹線など競合する交通機関の発達で寝台特急「さくら」の利用客が減少。廃止となる
     出発を前に長崎4番線ホームではJR九州や行政関係者、ファンら約800人が集まってセレモニーが開催
     16時50分、「はやぶさ」との連名ではなく、「さくら」オリジナルのヘッドマークを付け東京へ旅立つ
     この日を最後に長崎駅の行き先案内板からは「さくら」とともに“東京”行きの文字が消る
  03/01諫早市と西彼杵郡多良見町、北高来郡森山、飯盛、高来、小長井町の県央1市5町が対等合併
     県内の「平成の大合併」では対馬市、壱岐市、五島市、新上五島町、長崎市に次いで6番目
     新「諫早市」の人口は14万4894人(1月1日現在)、県内では長崎、佐世保両市に次ぎ3番目
     面積は約312平方粁。新市誕生に伴い県内の自治体数は10市40町1村に
  03/01オリエンタルエアブリッジ(ORC)の長崎〜宮崎線が就航
     日本エアコミューターの運航便が2月中旬で撤退、宮崎県などの要請を受けて就航
     所有の双発機「ダッシュ8」(乗客39人乗り)で、金曜を除く週6日各1往復
     長崎空港では初便の乗客32人が就航記念ゲートをくぐり搭乗。到着の宮崎空港では就航記念式を挙行
     ORCの離島関連以外の路線は、長崎〜鹿児島線に次ぎ2つ目。宮崎県への進出は初めて
  03/01九州高速バス予約システム「楽バス」の運用を開始
     北九州3日間フリー切符「サンQパス」も 同時発売開始(6ケ月間の期間限定)
  03/05旧長崎オランダ村にCASジャパン、キャスビレッジが開業
     10/03CASジャパンが倒産、キャスビレッジ閉鎖
  03/20午前10時53分ごろ、福岡市の北西約20キロの玄界灘を震源地とする強い地震が発生
     福岡市東区、中央区、福岡県前原市、佐賀県みやき町で震度6弱を観測、九州北部を中心に強い揺れ
     福岡市で1人が死亡、2人が意識不明の重体となり、400人以上が病院で手当てを受ける
     玄界島(福岡市西区)では173棟が全半壊。島民約750人のうち、町内会長ら約10人を残しほぼ全島民が島外へ避難
     震源地は福岡市の北西約40粁沖の玄界灘で、震源の深さは9粁。マグニチュード(M)は7.0と推定
     福岡市の繁華街の天神地区では10階建てビルの窓ガラスが100枚以上割れる
     福岡県付近でM7級の地震を観測した記録は初めて。「福岡県西方沖地震」と命名
  03/20午前10時53分ごろ、長崎県内で壱岐市で震度5強、
     対馬市や五島など離島部、県北、島原半島など広範囲で震度4を観測
     建物被害や交通機関などが乱れ、壱岐市で女性1人が軽傷
     午前10時57分、壱岐、対馬地方に津波注意報を発表。津波は観測されず正午に解除
      長崎海洋気象台が1878(明治11)に観測を開始して以来、県内で震度5以上を観測したのは今回で3度目
      1922(大正11)12/08橘湾沖が震源の地震で長崎市で震度5、南高北有馬町などで震度6を記録。南高地区で計26人の死者
      1984(昭和59)08/06雲仙岳付近を震源とした地震が発生。南高小浜町などで家屋の一部損壊などの被害、人的被害はなし
  03/21長崎市元船町の大型商業施設「夢彩都」前に長崎県内で初のスクランブル交差点ができる
     県内では車の信号待ち時間が長くなり渋滞などの懸念から運用が見送られていた
     スクランブル交差点は渋滞というデメリットもあり全国に約500か所のみ
  03/31長崎県営バスが西肥自動車と共同運行するハウステンボス〜長崎の高速バス路線から撤退
     西肥自動車の単独運行となる
  03/31長崎市尾上町の長崎魚市場跡地で長崎県がはじめた立体駐車場が廃止
  03/31長崎県営バス島原出張所が閉所
     11/30雲仙〜島原大手(島原駅前)から撤退し、島原出張所廃止
  03/31三原台1丁目1081-2に三原台北公園(602.99平方米)が
     三原台1丁目20-2に三原台緑地公園(1450.48平方米)が、三原台3丁目120-9に三原台南公園(1276.91平方米)が
     三原台3丁目120-9他に三原台自然林公園(15万2183.11平方米)が
     芒塚町718-12にゆするぎ公園(906.66平方米)が、芒塚町259-5他に坂下公園(1319.57平方米)が
     みなと坂1丁目740-15にみなと坂やしきの公園(1745平方米)が
     みなと坂1丁目740-215他にみなと坂緑道公園(1万0253平方米)が
     みなと坂1丁目28-44他にみなと坂星空公園(1569平方米)が
     みなと坂1丁目92-5他にみなと坂ふねの公園(7144.94平方米)が
     みなと坂2丁目525-13にみなと坂くすのき公園(5236平方米)が開設
  03/愛知万博が開催
  04/01長崎県営バスで共通回数券が使用できなくなる
  04/01長崎県営バスが6か月定期券を新設
     割引率:通勤定期・片道通勤定期0.45、団体発売通勤定期0.5(事業者・団体等で5人以上購入する場合)
  04/01佐世保市と北松浦郡の1市2町が合併し新「佐世保市」が誕生。西彼杵郡北部の5町が対等合併し「西海市」が誕生
     県内の「平成の大合併」では対馬市、壱岐市、五島市、新上五島町、長崎市、諫早に次いで7、8番目
     県内の自治体数が11市33町1村となる
     新「佐世保市」は佐世保市と北松浦郡吉井町、世知原町の1市2町が合併
      人口は25万100人で、面積は約308平方粁
     「西海市」は西彼杵郡北部の西彼町、西海町、大島町、崎戸町、大瀬戸町の5町が対等合併
      人口は、3万4749人で、面積は約242平方粁
  04/01西彼杵郡琴海町戸根原郷に琴海赤水公園(8万7355平方米)が開設
  04/21佐世保市のキングタクシーが保有する32台のうち2台を禁煙タクシーに
     佐世保市内の法人タクシーでは初めての試み
     禁煙タクシーには非喫煙者の運転手が乗務。車体のマークや天井灯で、夜間でも禁煙車両であることが分かる
  04/23出島町の水辺の森公園の一角に「呼吸する美術館」をコンセプトに長崎県美術館がオープン
     鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造で地上2階(一部3階)
     敷地面積9981平方米、建築面積5824平方米、延べ床面積9876平方米
     事業費は約85億円(工事費約63億円、用地費約15億円、他約7億円)
  06/11オープンしたばかりの長崎県美術館で「第36回日展長崎展」が開幕
      日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門から日本美術界の大家や本県関係作家の作品、入賞作など計304点が展示
     07/03閉幕
  06/長崎シンガポール・マレーシア協会発足
  07/31(有)出島屋プロダクション発行の長崎の夜のタウン情報誌「ナイト長崎」が創刊100号の8月号で休刊に
  08/31長崎プリンスホテル営業終了
     名古屋市のランドーナージャパンが運営するベストウエスタンプレミアホテル長崎に衣替え
  08/スカイネットアジア航空が長崎―東京線の運航開始
  09/01長崎市コミュニティバス「らんらん」の車両が、オレンジ1色の中型バスから新型車両の小型バスに衣替え
     車両寸法=全長7.08米、全幅2.09米、全高3.01米。定員31人(座席16、立席14、乗務員1)
     車両の形状は路面電車をモチーフに長崎らしさをイメージした中国風デザインと洋館風デザインの2種類
      中国風デザイン…赤と白の2色で塗装、窓枠、出入口部分に中国風の装飾を施す
      洋館風デザイン…青色(クリーム系)の塗装で、窓枠、出入口部分に洋館風の装飾を施す
     [運行主体/長崎バス(株)、事業主体/長崎市]
     2006(平成18)04/01「らんらん」が運行ルートを変更
     「長崎さるく博'06」に合わせ、観光客や市民の利便性向上を図り県美術館と長崎歴史文化博物館に停留所が設置される
  09/01宝町の長崎プリンスホテルがベストウェスタンプレミアホテル長崎と改名しプレオープン
     大手不動産賃貸業のエリアリンク(東京都)が04/に土地と建物を買収
     ホテルはベストウェスタンインターナショナル(米国)傘下のランドーナージャパン長崎が、08/から管理運営
  09/09九州では15番目となるコミュニティFM「長崎市民エフエム」が本放送を開始
     地域密着型エフエム局を目指し、市民が作る番組が多くあるのが特徴
  09/17平戸市、北松浦郡生月町、田平町と10/01に合併する大島村で閉村記念式典が開かれる
     県内唯一の村である同村は116年の歴史に幕を下ろすことに
     村民や村職員、周辺市町の首長ら約160人が出席。福祉や産業振興などに尽力した村民四十五人を表彰
     小浜賢一村長は「『合併してよかった』と思えるまちづくり実現に努めたい」と式辞
     大島村は1889(明治22)年、大島村、的山(あづち)村が合併し誕生
     かつては人口5千人を数えるが、高度経済成長期以降、過疎化が急速に進み現在1600人に
  09/諏訪公園内のどうぶつひろばにいたアライグマが死亡
  10/01平戸市、北松浦郡生月町、田平町、大島村の1市2町1村が合併。新「平戸市」が誕生
     県内の「平成の大合併」では対馬市、壱岐市、五島市、新上五島町、長崎市、諫早佐世保市、西海市に次いで9番目
     県内の自治体は11市31町となる
     新「平戸市」は人口約4万人、面積約235平方粁
  10/01日本道路公団(JH)が分割民営化。業務、権利、義務は分割して継承され廃止
     施設の管理運営や建設は東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社に分割して継承
     保有施設と債務は他の道路関係公団とともに独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構に一括して譲渡
  10/03西彼杵郡琴海町長浦郷に小島ノ浦公園(1万0712.5平方米)が開設
     西彼杵郡琴海町西海郷に美咲野団地公園(293平方米)が開設
  10/07〜09「長崎くんち」(6)…今博多町(本踊)、魚の町(川船)、
     玉園町(獅子踊)、江戸町(オランダ船)、籠町(龍踊)
  10/11南高来郡国見町、瑞穂町、吾妻町、愛野町、千々石町、小浜町、南串山町の7町が合併。新「雲仙市」が誕生
     県内の「平成の大合併」では10番目で、島原半島内では初。今年最後の合併で、県内の自治体は12市24町となる
     「雲仙市」は人口5万1694人(08/31現在)、面積206.85平方粁
  10/17NHK「プロジェクトX」第179回「秘境へのトンネル 地底の戦士たち」(シリーズ黒四ダム・熊谷組 前編)が放送
     10/18第180回として「絶壁に立つ 巨大ダム1千万人の激闘」(シリーズ黒四ダム・ハザマ後編)が放送される
  10/観光タクシーグループが「ドライブレコーダー」を県内で初めて導入、運用をはじめる
     観光タクシーグループは約500万円をかけて車両全119台に導入
     タクシーのルームミラーに取り付けたカメラで前方を撮影、録画するもの
     装置は東京のタクシー会社と日本交通事故鑑識研究所が共同で開発
     カメラ本体は直径約4糎、エンジンをかけると撮影がはじまる。急発進や急ブレーキ並みの衝撃でも作動
     衝突などで車体が衝撃を受けた場合、前後計18秒間の映像が車内に設置したレコーダーに保存される
  11/03立山1丁目に長崎の歴史文化、観光の新たな拠点となる「長崎歴史文化博物館」がオープン
     大きく分けて中核施設となる常設展示室の「歴史文化」「長崎奉行所」ゾーンと企画展示室からなる
     敷地面積1万4413平方米、建築面積5091平方米、延床面積1万3309平方米(駐車場2581平方米含む)
     博物館本館は鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、長崎奉行所立山役所(復元整備)は鉄骨造、木造
     建築設計は(株)黒川紀章建築都市設計事務所、展示設計は(株)乃村工藝社
     建築施工は竹中・親和・古賀特定建設工事共同企業体(建築本体工事)
  11/03原爆の投下直後から被害状況を打電した県防空本部跡「立山防空壕」(立山1丁目)の一般公開がはじまる
     立山防空壕は1945(昭和20)03/建設。空襲警報が発令されると、知事らが警備、救援などの指揮に当たった
     原爆投下後は被害状況を国の防空総本部長官に伝え、県外各地には救援を手配
     長い間、中に入ることはできなかったが、所有権問題が解決した昨年春から市が保存、公開に向けて検討
     県幹部らの執務室などのE字形の部分、電話交換手らの部屋がの大ホール部分など6つのエリア(406平方米)
     補強工事や内部の展示で公開はE字形部分(通路1本を除く)
  11/30長崎市磯道町のダイエー南長崎店が閉店し、10年5か月の営業に幕を下ろす
     ダイエーは経営再建の一環として不採算店舗の閉鎖を進めており、南長崎店の閉店で県内のダイエーは5店舗となる
     南長崎店は1995(平成07)06/にハイパーマート南長崎店としてオープン
     国道に面した郊外型店舗として食料品や衣料品、日用品などを販売
  12/01長崎市中心部一帯で、携帯電話で駐車場の空き状況などが分かるシステム「とむ〜で.com」の運用が始まる
     買い物客の利便性向上などを目的に、浜町や銅座周辺などの15商店街でつくる長崎市中央地区商店街連合会が実施
     携帯電話やパソコンで商店街周辺の38駐車場の駐車料金、営業時間などの情報を提供
  12/11市民参加型のコミュニティー放送局、長崎シティFMが旭町のタワーシティ長崎内に開局
     コミュニティー放送局は、長崎市と西彼長与、時津両町の一部をエリアとした小規模のFM局
     地域密着の情報提供や防災情報伝達などの役割が期待。周波数は81.3メガヘルツ
  12/11午前3時、長崎港口をまたぎ、長崎市西部と南部をつなぐ女神大橋「ヴィーナスウイング」(長さ1289米)が開通
     主塔からケーブルで橋桁をつり下げる斜張橋としては国内6番目、世界でも17番目の長さ
     斜張橋…塔から斜めに張った吊材(ケーブル)で桁をつり下げる橋のこと
     細く引っ張りに強い吊材(ケーブル)とそれを支えるための、軸力と曲げに抵抗する塔、桁が必要となる
     道路区分…第3種第2級、車線数2車線(橋梁部4車線)、車線の幅員…3.25米、中央帯の幅員…特別1.00米
     車道の左側に設ける路肩の幅員…0.75米(一般)、車道の右側に設ける路肩の幅員…0.50米(一般)
     橋、高架の道路等の設計自動車荷重…B活荷重25瓲
     路面の種類…アスファルトコンクリート舗装(一般部)、セメントコンクリート舗装(料金徴収所)
     今回の開通は長崎市大浜町の国道202号から橋を経由し、同市戸町の国道499号に接続する戸町ICまでの4粁
     主要地方道(県道)長崎南環状線(大浜町〜田上8.2粁)の一部で、うち有料区間は1.9粁(普通車100円など)
     また神ノ島地区に接続する臨港道路皇后木鉢線(1.25粁)、戸町側の国道への接続道路(1粁)も同時開通
     1991(平成03)に架橋が決まり、1994(平成06)から国と県が共同で道路を含め順次着工
     全体事業費(皇后木鉢線を除く)は約850億円
     内訳/国土交通省補助事業等(県施工分)約650億円、国土交通省直轄事業約190億円、県道路公社有料事業10億円
     愛称の「ヴィーナスウイング」は外国を含め4106件の応募作品を選考委員会で審査
     「ヴィーナス」がローマ神話で美と愛の女神、
     「ウイング」は主塔から橋桁を支えるケーブルの形が大きな翼を広げているように見えることから
  12/12県バス協会が携帯電話でバス運賃が支払えるサービスを、県内加盟5社共同で開始
     共通ICカードの精算システム「長崎スマートカード」の発展版
     長崎自動車、さいかい交通、県交通局、佐世保市交通局、西肥自動車で利用できる
     当面、携帯電話が非接触型ICカードを内蔵するNTTドコモの「おサイフケータイ」に対応しているのが条件
  12/20船上ホテルシップ「ヴィクトリア」(旧青函連絡船第2代「大雪丸」・長崎市小曽根町)の営業を終了
     係留場所の海底にたまった土砂の影響で客室が揺れるなど苦情を受け、惜しまれながら閉鎖
     「大雪丸」は2代目。1965(昭和40)05/16から1988(昭和63)01/06まで本州と北海道を結ぶ青函連絡船として活躍
     1996(平成08)09/29には長崎市のハヤシマリンカンパニー社が改修しホテルとして開業
     2004(平成16)東京の大手ホテルチェーンが営業を引き継ぐ
     2006(平成18)03/末所有権が船舶業のイーストに移る
  12/23松浦市、北松浦郡鷹島町と合併する北松福島町で閉町式が行なわれる
     福島町は1889(明治22)、福島村として発足。炭鉱で栄えた1951(昭和26)に町制施行
     人口は1万1千人を数える[2006(平成18)現在の約3倍]
     1967(昭和42)福島大橋で隣接する佐賀県伊万里市とつながり、他県を通らないと行けない県内唯一の“飛び地”の自治体に
  12/長崎バス(株)の普通型車両ノンステップバスが運行を開始
      2005年(平成17)導入の1台は国土交通省標準仕様ノンステップバス
      2006年(平成18)導入車は坂が多い道路事情を考慮して、床高さが標準仕様より高くなっている特別仕様での導入
      特別仕様の車両は国土交通省標準仕様バスの規格から外れてしまうため、標準仕様を示すステッカーが貼付されず
     2006(平成18)12/ノンステップバスが全営業所で運行開始
  12/日本人の人口、初の減少
  「健康戦隊フクシマン」が「合併星」からのSOSにより活動を休止
     「健康戦隊フクシマン」は北松浦郡福島町に、笑いは健康からをテーマとしたキャラクター
  長崎バス(株)の昭和時代導入分の車両が全て廃車に
     海沿いの道路を走ることが多く車体の損耗が早いため。また他地区への転出もあまり見られない
  万屋町〜築町の鉄筋コンクリート造の万橋が川幅拡張のために架け替えられる

2006(平成18)【今上】 丙戌(ひのえいぬ)

  《総理大臣》[第89代]第3次小泉純一郎内閣(→09/26)、[第90代]安倍晋三(09/26→)
  《知事》[第53代(公選15代)]金子原二郎
  《市長》[第31代]伊藤一長

  01/01県内11、12例目の「平成の大合併」として新「島原市」、新「松浦市」が誕生。県内の自治体は12市21町となる
     島原市に南高来郡有明町が編入合併し新「島原市」が誕生
      新「島原市」…面積約83平方粁、人口は約5万人で、県内最小面積の市となる
     松浦市と北松浦郡福島町、鷹島町が対等合併し新「松浦市」が誕生
      新「松浦市」…面積約130平方粁、人口は約2万7千人で、県内最少人口の市となる
  01/04長崎市の第12次市域拡張により
     406.35平方粁、戸数18万4119世帯、人口45万4739となる[2006(昭和18)10/01現在]
     琴海町67.63平方粁4146世帯1万2457人(男5946・6511)[2006(昭和18)01/04現在]
  01/04長崎市が西彼杵郡琴海町を編入合併。人口約45万6300人の新「長崎市」としてスタートを切る
     「平成の大合併」では県内13例目の合併。県内の自治体数は12市20町に
     長崎市は昨年1月の旧西彼6町(香焼、伊王島、高島、野母崎、三和、外海)編入合併に続いて市域を拡大
     琴海町は、近隣の時津、長与両町との合併による「新市」発足を志向していたが、3町の合併協議は1昨年11/頓挫
     長崎市への編入合併に方針を転換し、約1年間で合併協議をまとめあげる
     合併で、長崎市の面積は合併前の1.2倍の406.3平方粁に拡大。人口は約1万2千人増え、21年ぶりに45万人の大台を超える
  01/29長崎ランタンフェスティバル開幕(〜02/12)。開催期間中、約86万人の人出
     メインオブジェは旺旺・狗来富(ワンワン・ゴーライフー)
  01/30(株)万松楼が民事再生法を適用申請(負債31億円)
  01/島原バスが低床型ワンステップバスを2台導入
  02/25長崎市が住吉町の旧市北消防署跡地に建設を進めてきた住吉中央公園が完成。完成祝賀式が行なわれる
     公園は市北部地域の商業集積地に位置し、敷地面積は約1500平方米。トイレや駐輪場、ごみステーションなどを備える
  02/26長崎純心大学短期大学部が4年制大学への完全移行に伴い56年の歴史に幕を閉じる
     閉学式が長崎市三ツ山町の学舎で行なわれる
     短期大学部は1950(昭和25)に社会科、翌年に全国で唯一のカトリック系の幼稚園教員育成校として保育科を開設
     これまでに社会科、保育科など合わせて1万0441人を社会に送りだす
     03/14保育科の最後の卒業生61人が社会に巣立つ
  02/松浦鉄道の潜竜(現潜竜ヶ滝)〜肥前吉井(現吉井)間のコンクリートアーチ橋の吉田橋梁、福井川橋梁、吉井川橋梁3橋に関して
     竹筋が使われているかどうか福井川橋梁で行われたコア抜き検査が行なわれる
     竹は確認されず。地元では竹が使われていたのを見たとの証言もあり信憑性は高い
     09/3橋が国の登録有形文化財となる。長崎県のまちづくり景観資産にも指定
  03/05長崎の歴史や文化、観光などに関する“長崎通”の育成を目指す長崎歴史文化観光検定の初めての試験が実施される
     長崎歴史文化観光検定=通称・長崎検定、長崎商工会議所主催、長崎新聞社特別協賛
     長崎検定は長崎市を中心とする歴史や史跡、伝統文化などへの知識の習得度を判定し認定証を交付する試験
     最終的な受験申込者は予想を大きく上回る1978人。うち高校生を対象にした無料受験枠で15人が挑戦
     申込者の内訳は、基本レベルの3級が1402人、やや高度なレベルの2級が576人。2級と3級の重複は175人
     男性1270人(64.2%)、女性708人(35.8%)で、年代別では50代が508人と全体の約4分の1を占める
     実際には午前中、基本レベルの3級は1326人が受験、午後、高度なレベルの2級の試験に558人、計1884人が挑戦
     小学4年の女子児童から87歳の男性まで幅広い層の市民らが、“長崎通”を目指して真剣な表情で試験問題に取り組む
     2008(平成20)01/長崎歴史文化観光検定試験で初の1級検定実施
  03/05佐世保市の針尾島と西海市との間にある伊ノ浦瀬戸(針尾瀬戸)に架かる橋長620米の新西海橋が開通
     鋼中路ブレースドリブアーチ橋と4径間連続PCラーメン箱桁橋で構成
     1955(昭和30)12/01に供用を開始した西海橋(全長316米)とともに2つのアーチ橋が針尾瀬戸に並ぶことに
     鋼鉄アーチ橋部分(300米)は、片側3本のアーチの鋼管内にコンクリートを詰める国内の道路橋では例のない工法を採用
     橋の総工費は95億円。鉄の使用量を少なくすることで経費を抑える
     新西海橋は県が長崎、佐世保間に整備中の地域高規格道路「西彼杵道路」(佐世保市〜西彼時津町、50粁)の一部
     あわせて有料道路部分「西海パールライン」のうち2期区間(佐世保市針尾東町〜西海市西彼町小迎郷)2.8粁も供用開始
     既に利用されている1期区間(佐世保市江上町〜針尾東町の2.2粁)と接続
  03/18「亀山社中跡」が閉館。一般公開を終了
     所有者が死去し公有化に向けた協議が進まなかったため
     1980年代後半、社中跡の保存公開を求める機運が高まり、地元住民らが1989(平成01)、「亀山社中ば活(い)かす会」を結成
     所有者の会元副会長から土地、建物の一部について無償で借用し、会の運営で土、日、祝日に公開
     04/01「亀山社中」跡といわれる建物に代わり、近くの伊良林2丁目に「亀山社中資料展示場」がオープン
     同会は長崎さるく博の対応などに当たるため、社中跡から200米離れた空き家を借りる
     従来展示してきた龍馬ら幕末の人物の写真や資料など約130点を移設した。広さは約27平方米で以前より少し広くなる
  03/31佐世保市と北松浦郡2町が合併し新「佐世保市」が誕生。島原半島南部の南高来郡8町が合併し新市「南島原市」が誕生
     地方自治体の自立、再生を目指し全国的に進められて2004(平成16)から始まった県内の一連の「平成の大合併」が完了
     約30年続いた79市町村体制は3割以下の23市町(13市10町)になり、県内地図が大きく塗り替わる
     佐世保市は佐世保市が北松浦郡の宇久町、小佐々町を編入合併
      小佐々町は協議申し入れから調印まで2か月足らずのスピード合併
      宇久町は約60粁離れた外海離島。共に全国でも異例の経過をたどる
      人口は25万8324人(昨年10/01現在)で、面積は約363平方粁
     南島原市は南高来郡の深江町、布津町、有家町、西有家町、北有馬町、南有馬町、口之津町、加津佐町の8町が合併
      人口は5万4057人(04/01現在)で、島原半島3市の中では最も多い。面積は約170平方粁
  03/31国史跡「出島和蘭商館跡」で長崎市が進める第2期復元事業に伴い整備された建造物5棟が完成
     現地で記念式典が行なわれる。04/01から一般公開されるが見学は有料に
     よみがえったのは2000(平成12)の5棟と合わせこれで計10棟に
     完成した5棟はカピタン部屋(オランダ商館長の居宅)、乙名部屋(日本人役人の詰所)、
     拝礼筆者蘭人部屋(オランダ人書記長の居宅)、三番蔵(砂糖などの貯蔵庫)、水門(貿易品の輸出入口)
     1996(平成08)から始めた出島復元事業は建物25棟を15年で建設する短・中期計画と、扇形の島を完全復元する長期計画からなる
     総事業費は計約170億円
  03/31ORCが上五島空港(新上五島町)と小値賀空港(北松小値賀町)を離発着するすべての定期路線を廃止
     廃止路線はいずれもORC(オリエンタルエアブリッジ)の長崎便と、2004(平成16)04/から運休の福岡便の計4路線
     ORCはアイランダー機(9人乗り)を就航させていたが採算性が悪く、赤字を県や町などが負担
     利用率が低迷し2005(平成17)01/両町に路線の廃止を申し入れ、同09/国土交通省に届けで
     路線廃止を受け、両空港のターミナルビルが今年01/会社を解散
  03/31長崎県営バスが昭和自動車と共同運行する呼子・唐津〜長崎「レインボー壱岐号」の路線から撤退
     昭和自動車の単独運行となり、県営バス側は発券業務のみ継続
  03/31西海町1755番地224他に琴海南部公園(1万3153.56平方米)が開設
  03/末旧青函連絡船第2代「大雪丸」の所有権が船舶業のイーストに移る
     2005(平成17)12/20まで長崎港内(長崎市小曽根町)にて船上ホテルシップ「ヴィクトリア」として営業
     2007(平成19)03/所有が新長ドックに移る
  03/末オリエンタルエアブリッジ株式会社(ORC)所有のアイランダー型機(乗客8人乗り)が引退
     アイランダー型機は1979(昭和54)に導入。のちには11機を保有し、最大7路線に就航
     しかしながら2001(平成13)07/に導入された39人乗りダッシュ8に主力が移り
     長崎〜上五島、長崎〜小値賀、上五島〜福岡、小値賀〜福岡線の4路線が廃止されたことによる
     2006(平成18)07/11最後に残った1機が海外の航空会社に売却されることが決定。「見送る会」が開かれる
     保有3機のおうち2機は、すでに売却済
     翌日売却先のデンマークの航空会社に送られる
  04/01長崎県営バスが運行していた長崎市内観光の「ぶらぶらコース」が廃止となる
  04/01長崎県営バスが長崎〜小浜・雲仙を運行していた観光特急が廃止となる
  04/01JR長崎駅から大波止、浜町などの中心部を循環する長崎市コミュニティーバス「らんらん」が運行ルートを変更
     「長崎さるく博'06」に合わせ、観光客や市民の利便性向上を図り県美術館と長崎歴史文化博物館に停留所が設置される
  04/01戸石町500-221におひさま公園(1万0556平方米)が、戸石町500-122にしおさい公園(3037平方米)が
     戸石町500-484にくつろぎ公園(2234平方米)が、戸石町500-598他にほしぞら公園(942平方米)が
     戸石町500-63他にみはらし緑地公園(2624平方米)が、住吉町1513番1、2に住吉中央公園(1218平方米)が開設
  04/01運航を休止していた長崎市の茂木港と熊本県苓北町の富岡港間を結ぶカーフェリーが再就航。同港で記念式典が行なわれる
     再就航したのは「フェリーきずな」(198瓲)で、乗客125人と乗用車5台を運ぶ
     苓北町が所有し、安田産業汽船が運航
  04/01小浜署と国見署が統合して新たに雲仙署(雲仙市小浜町)が発足。開署式が行なわれる
     両署の統合は県警が市町村合併に伴う行政区域の変更に沿って実施する警察署や交番・駐在所の統合整理の一環
     旧小浜署の庁舎を雲仙署とし、国見署の庁舎には自動車警ら隊島原分駐隊が入る雲仙署雲仙北交番を設置
     雲仙署は署長以下70人体制となる
  04/01長崎市外海地区の国道202号(サンセットオーシャン202)沿いに道の駅「夕陽が丘そとめ」がオープン
     遠藤周作文学館隣接の地施設面積は約832平方メートル。総事業費は約7億7千万円
     道の駅は長崎県内で7件目、長崎市内では初めて
  04/01長崎市全体を舞台にしたまち歩き博覧会「長崎さるく博'06」が開幕。(〜10/29)
     長崎に息づく歴史や文化、食などを歩きながら再発見できる市民参加型の各種イベントが展開
     メインテーマは「知らなかった長崎の体験と発見」、サブテーマは「すてきに ちてきに げんきに」
      ▽個人で自由に参加できる「遊さるく」(42コース)
      ▽市民ガイドが案内する「通さるく」(31コース)
      ▽歴史や伝統芸能などを講座で学ぶ「学さるく」(74テーマ)
     長崎さるく博'06推進委によると、212日間の参加者目標数は延べ960万人
     19の記念イベントやガイドなどの市民参加は約8千人超。経済効果は約855億円を試算
     今回は特定の会場を設けず「施設回遊型」から「体験型」観光への転換、長崎観光の再生を目指す
     「さるく」とは「あてもなくぶらぶら歩く」という意味の長崎弁
  04/01長崎市歴史民俗資料館本館が、上銭座町の旧長崎県社会保険診療報酬支払基金事務所から、平野町の長崎市平和会館内の市立博物館跡に移転
     上銭座町の旧館に比べ約1.5倍の広さとなり、交通の便も大きく向上。展示の充実や入場者の増加につながると期待
     展示品は農耕機具など約5千点
     04/08開館式が約300人の関係者が出席し開かれる
  04/県警が交番・駐在所の統廃合を実施。278か所から217か所になる
  04/15郷土紙「新北松新聞」が創刊15周年。記念式典が北松佐々町文化会館で開催される
     「新北松新聞」は北松小佐々町の元教育次長の野田國男が、北松地区の広域行政の推進と発展を願い1991(平成03)05/に創刊
     表裏2ページで、500部を毎月10日発行。毎回12本前後の地域の話題を取り上げる
     記念式典は元陸軍少尉の小野田寛郎が記念講演。約700人の聴衆で会場が埋まる
     2007(平成19)07/野田國男が盲腸手術で入院
     精密検査で心臓に大動脈瘤の肥大が見つかり、静養を余儀なくされる
     12月の200号を前に、4年後の創刊20年を前に、7月号を最後に廃刊
  06/高速バス「りんどう号」が8往復(産交4、県営4)に減る
     高速バス「りんどう号」は長崎と熊本を九州横断自動車道、九州縦貫自動車道で結ぶ
  07/03九州商船の島原外港と三角を結ぶ航路が廃業を決断。運輸局に廃業届 を提出
     地元自治体などに支援を求めていたが助成は得られず
     08/29島原〜三角間の運航が終了、廃止となる
  07/17平間町725番2他に平間町公園(1087平方米)が開設
  07/中島川左岸の護岸工事が完成。袋橋たもとに新しく祠を建て「町内安全鎮護」の石碑とともに安置
  08/06「2006夏 長崎から さだまさし 〜Peace Sphere Concert〜」が第20回目にしてFINALを迎える
     ゲストは加山雄三、BEGIN、平原綾香、大竹しのぶ、コロッケ、吉田政美(グレープ)、佐田玲子、チキン ガーリック ステーキ
     入場は無料。会場は稲佐山公園野外ステージ。開場14時30分、開演16時30分、終演21時30分(予定)
     約2万8千人の観客を前に人間愛にあふれる未来へのメッセージを伝える
     20年間で県内外から約50万人の観客が訪れる
     FINALのデータ
     主催/(株)さだ企画、NPOナガサキピーススフィア貝の火運動
     後援/長崎県、長崎市、長崎市教育委員会、NHK長崎放送局、長崎新聞社、NTT西日本長崎支店
     協力/江山楼、NBC長崎放送、オフィスヘンミ、アミューズ、
      ドリーミュージックアーティストマネージメント、マドカエンタープライズ
     Produced by 星屑倶楽部
     協賛/Panasonic、DUSKIN、U-CAN、平成「長崎俵物」
  08/11新上五島町に新しいキャラクター五島戦隊ゴッドレンジャーが誕生
  08/31茂里町1番59号の長崎バス茂里町営業所が運用休止、光町1番5号の長崎バス稲佐橋営業所が廃止となる
     ターミナル機能を備えた複合商業施設(事業計画名「みらい長崎」)へ転用する計画のため車庫としての敷地利用を完全に廃止
     「みらい長崎」(仮称)として再開(予定)するまでの間、国道上の茂里町停留所及び宝町停留所で機能を代用
     営業所の穴埋めとして南長崎地区に柳営業所、ダイヤランド営業所の2つの新しい営業所が誕生。神の島営業所も拡張される
  09/15海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が長崎に入港
     「しらせ」は訓練と広報活動のため全国を航海し長崎への入港は12年ぶり
     09/18長崎港で一般公開
     11/南極観測へ出発
      「しらせ」は南極地域観測協力を目的に旧文部省の管轄で建造され、南極の観測支援や物資の輸送などにあたる
      一般的に「南極観測船しらせ」と呼ばれるが海上自衛隊所属の自衛艦のひとつ、砕氷船に分類
      船体は頑丈な鉄板に覆われ1.5米の厚さの氷を連続して砕きながら航行できる能力を備える
      ◎基準排水量=1万1600t ◎主要寸法=134(長さ)×28.0(幅)×14.5(深さ)×9.2米(喫水)
      ◎主機械=ディーゼル6基 ◎推進電動機=6基・3軸 ◎馬力=3万PS ◎速力=19kt
      ◎特殊装置=ヘリコプター(3機)搭載装置一式 ◎各種洋上観測設備一式 ◎定員=170名
  09/安田産業汽船による長崎港遊覧船「ゼリーフィッシュ」の運航の採算が徐々に悪化。定期の運航を休止する
     2006(平成18)11/下旬団体客の予約が入っており運航を続ける
     2006(平成18)末安田産業汽船の長崎港遊覧船「ゼリーフィッシュ」が運航を休止
     原油価格高騰によるコスト増や利用客減少などが背景にあり、遊覧船の利用者からは「残念」との声があがる
     のち「ゼリーフィッシュ」が大村市での「カキ焼きクルーズ」に活用される
     長崎港遊覧船の再開は未定
  09/西肥自動車の西海橋コラソンホテルの営業を韓国系のリゾート運営会社(株)ジェイ・エス・リゾートに譲渡
  10/07〜09「長崎くんち」(7)…桶屋町「本踊り」、船大工町「川船」、栄町「オランダ万才」、
     本石灰町「御朱印船」、丸山町「本踊り」、万屋町「鯨の潮吹き」
     丸山町は資金や人材の不足で1965(昭和40)を最後に参加を見送ってきたが、41年ぶりに復帰、見事な本踊を舞う
  10/08興福寺の媽祖像「天后聖母」と「脇侍(侍女像)2体」の計3体が九州国立博物館の開館1周年記念特別展に出展
     媽祖像が外部に貸し出されるのは初めて
     媽祖像(高さ158糎)は、寛文年間(1661〜72)に同寺が火災に遭った後、再建時に建てられたとされる
     全身が金箔で、鳳凰の文様の冠服に身を包む日本最大の像
     宝冠は9匹の龍が玉をくわえた精巧な造りで、当時の中国出身者の豊かな財力を物語る
     九州国立博物館の特別展「海の神々―捧げられた宝物―」は航海安全や豊作を祈り神社に奉納された宝物など約500点を展示
     〜11/26。媽祖像は特別展の「外来の神」コーナーで中心的な展示物に
  10/21ニュージーランドと同国の6都市より寄贈された「平和のマント」が平和公園内に設置
     「マント」は平和な世界に身をゆだねる人々の一体感と、それを包み込み、守るものを象徴
  10/「長崎スカイウェイ」が調査で、ケーブルなどに塩害とみられる腐食が進行していることが判明
     スカイウェイは財団法人「長崎ロープウェイ・水族館」が運行
     6人乗りゴンドラ23台を備える。稲佐山の中腹と山頂を3分で結ぶ
     12末/事故の恐れがあり、運行を休止
     1時間に約1100人を運べるが、団体から少人数に観光形態が変化した影響で、利用者は減少
     ピークの1991年度の約30万人に比べ、2005年度は約14万人に半減
     同年度のロープウエーと合わせた赤字は約6100万円に上り、改修すると約2億5千万円かかる
     代替手段として無料の送迎ワゴンを運行。ただ、年間約2100万円の運営費用がかかる
     2008(平成20)04/スカイウェイの運行が休止から廃止となる
     代替措置として、稲佐山の中腹と山頂を結ぶ有料の乗合タクシーの試験運行をはじめる
  11/03諫早青年会議所が諫早市の本明川河川敷に2万2900個のエコキャンドルアートを製作
     環境問題について考えるきっかけをつくろうと、夏から市民に使用後の牛乳パックを利用したエコキャンドルの製作を要請
     「循環型社会」をイメージした縦23米、横26米の巨大キャンドルアートを完成
     2007(平成19)01/16エコキャンドルアートが世界記録を更新し、英国ギネス社から認定証が届く
     シンガポールで2004(平成16)に樹立された1万個の記録を塗り替えることに
  11/12五島市男女群島の女島にある日本最後の有人灯台、女島灯台が海上保安庁による自動化整備が完了。新システムが稼働する
     約80年間、東シナ海の船の安全を見守ってきた灯台は、年度内に滞在勤務職員の残務を終え、完全に無人化
     海上保安庁交通部が進めてきた全国の灯台3337基の自動化がすべて完了。灯台守が灯台から姿を消すことに
     これまでは長崎海保航行援助センター五島地区事務所から原則4人の職員が、ほぼ半月交代で住み込み勤務
     自動化によりディーゼル発電機から太陽光発電装置に移行。発電装置や光を放つ灯器などの点検は3か月に一度、職員が赴く
     約47粁先まで届いていた灯器の光は、約38粁先までに短縮
     第七管区海上保安本部交通部は「航路上、船舶は灯台からそれほど離れた海域を通っていないため支障はない」とする
     2006(平成18)12/05滞在職員4人が残務を終え、瀬渡し船で島を離れ福江島に帰港、無人灯台となる
  11/16博物館の運営をテーマにした第54回全国博物館大会が長崎市民会館で開催
     本県開催は1959(昭和34)の長崎市以来2度目
     主催は財団法人日本博物館協会(県内にある50館以上のうち、39館が加盟)。全国から約150館、400人が参加
     公共施設の管理運営を民間が代行する指定管理者制度の導入が進む中、運営の物差しとなる共通の評価指標づくりについて議論
     開会式で日本博物館協会(1185施設)の竹内誠会長があいさつ。記念講演はマーク・テイラー英国博物館協会理事長
  11/16「'06長崎ミュージアムメッセ」が長崎歴史文化博物館1階エントランスで開かれる
     〜11/20。長崎県内の博物館などが連携し代表的な収蔵品などを紹介される
     県博物館協会に加盟する県内の博物館、美術館、水族館など38館が参加
     各館のミュージアムグッズ、ポスター、パネルなどが並び、日頃の活動を知る絶好の機会に
     参加館のうち8館は収蔵品を出展。他の館は年間の企画展や研究活動を紹介したパネルや資料などを展示
  11/17中里町443番地先に中里公園(1745.25平方米)が開設
  12/13長崎自動車が従来の「ワンステップバス」よりさらに乗降口が低い「ノンステップバス」を計15台導入
     ノンステップバスは乗降口の地上からの高さがワンステップバスと比べて20糎ほど低い30糎
     乗客が乗り降りする際は車高がさらに7糎低くなる
     ワンステップバスと同様、専用のスロープ板を用いれば車いすでの乗り降りが可能に
     今回は桜の里、神の島、ダイヤランドの各営業所に1台ずつ配備
     年内をめどに柳、松ケ枝、大橋、時津の各営業所にも取り入れる。
     今回の導入で、同社の車両541台のうちワンステップバスを含む128台がバリアフリー対応となる
  12/29長崎市が稲佐山中腹と山頂を往復するロープウエー「長崎スカイウェイ」を休止に。再開期日は未定
     塩分を含んだ海風の影響で山頂駅舎の鉄骨部分を中心に錆が目立ち、施設の老朽化などを受け「安全確保」を優先
     稲佐山中腹駅前広場から山頂まではワゴン車で無料送迎
     淵神社駅から稲佐岳駅までの区間を営業する「長崎ロープウェイ」は通常通り運行
  12/長崎バス(株)の普通型車両ノンステップバスが全営業所で運行開始
  五島、福江市の福江青年会議所が平和を守る「鬼岳戦隊JCレンジャー」が鬼岳戦隊ゴトウレンジャーに改名
  国際交流団体「長崎県世界青年友の会」とマレーシアとの交流20周年の「ジャパンフェスティバル」がマレーシアで開かれる
     会会員の長崎バイオパーク坂本信吾社長が出席、マレーシアを訪れる
     マレーシア国立マラッカ動物園の関係者と知り合う
     のち長崎バイオパークとマレーシア国立マラッカ動物園の姉妹提携に向けた協議が進められる
     2008(平成20)06/19西海市の動植物園「長崎バイオパーク」がマレーシア国立マラッカ動物園と姉妹動物園提携を締結
     マレーシアの首都クアラルンプールにあるNational Art Gallery(マレーシア国立美術館)にて調印式が行なわれる
     マレーシアと日本の動物園が姉妹動物園提携を結ぶのは国内で初めて
     主な提携の目的
     ○動物の交換や繁殖、保護プログラム等の策定・実施
     ○両園のスタッフ交流(派遣)の実施や、飼育・施設運営技術・ノウハウ等の共有
     ○両園の利益のための将来に向けた取組み…。

2006(平成18)頃

  小値賀町に小値賀島を守る自然児戦隊おぢか島ん(おじかじまん)がキャラクターとして登場
     メンバーはリーダーの鹿レッド、値賀咲イサキという魚がモチーフのブルーマリン
     他にブラック、グリーン、ピンク、ちかまるくん、はなちゃん、松子さんがいる
     宿敵は小値賀島を征服しようと企むタカキラーゴールド

2007(平成19)【今上】 丁亥(ひのとい)

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