地面のふた
地面にはいろいろなふたが、数多くある…
なんとなく分かるけど、道路に同化して、あまり目立たない。
足で踏みつけられても…車のタイヤに擦りつけられても…
雨や風に打たれても…犬猫に糞尿をかけられても…
でも、でも…
どんなに嫌なことをされても、無言のままたたずんでいる。
あまり陽の眼を見ることのない、影に追いやられた存在。
さてさて長崎市内の地面にある、ふたはというと…
どのようなものなのだろうか。
上下水道
ふたのまん中にある五つ星は、長崎市の記章(マーク)です。では、なぜ五つ星なのでしょう?
明治33年(1900)3月7日に、汚物掃除法が公布されます。
当時の市長は、汚物監督巡視の帽章を制定する必要に迫られ、庶務課長に命じて考案します。
そして同年5月2日、☆(五角星)に制定されました。
いわれとして、☆の外形は、草書体で長崎の『長』の字を図案化、
《鶴の港》のイメージから、折り鶴にもダブらせた形です。
☆の内形は、安政年間に開港した長崎・神戸・横浜・新潟・函館の五つの『市』の字を加えたものです。
また『アジサイ』は、市の花です。昭和43年(1968)1月12日に、市民から募集しました。
結果、78種類、488通のなかから決定し、同年3月12日、デザインが決まりました。
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