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其之弐拾陸☆参
住居表示って?(3/6)
2006年(平成18)2月2日


(4)街区番号と住居番号

住居表示で表示される住所には便宜上、2種類の数字が使われます。
ひとつは、道路などに囲まれたひとつひとつの区画につく街区を示す番号
いまひとつは、建物ひとつひとつにつく住居を示す番号です。

▼街区番号とは……

「街区」と書いて「がいく」と読みます。
あまり聞き慣れない、見慣れない言葉ですが、ちゃんと辞書にもあります。
家が建ち並んでいる土地の中で、道路や鉄道・軌道の線路、その他の恒久的な施設、
また河川、水路等に囲まれ、カタマリとなった1区画のことを1街区といいます。
そして街区に付けられる数字が街区符号、街区番号です。
その街区を示す表示板が街区表示板です。設置される位置は、1街区の四隅や入り組んで分かりづらい場所などです。
長崎市の表示板の大きさは、横120ミリ、縦560ミリの暗い青色の鉄板。
鉄板の中に、50ミリ四方の白い文字で町名と街区番号が描かれます。
これが例えば政令指定都市になると、○○町だけでなく○○区△△町……などと表示され、
表示板の大きさも天地で10ミリ大きく、660ミリとなります。

▼住居番号とは

住居番号は、ピンポイントとして「家屋ひとつひとつの住所を表わすためにつけられる番号」のことです。
街区の道路や川など外側の辺に沿って、決められた間隔で区切られた場所に付けられる数字が基礎番号となります。
この区切られた番号の位置に建物の玄関など出入口があれば、その番号が住居番号となるのです。
ただ、番号の付け方は各市町村によって、いろいろと細かな違いがあるようです。
住居番号を付けるために区切る間隔(フロンテージ)も、地域や建物の密集度によってまちまちです。
また同じ長崎市内であっても、その場所場所によって多様に変化はあります。
そんな住居表示を示す表示板が住居表示板
設置される位置は、建物の出入口付近など、通行人から見やすい場所です。
長崎市の表示板の大きさは、横120ミリ、縦60ミリの暗い青色の鉄板。
鉄板の中に、ハイフンでつながれた2つの白い数字、左側に街区番号が右側に住居番号が描かれます。



(5)境界はどこ?

素朴な疑問ですが、道路上にある街区や町の境界線は、どこいら辺に引かれるのでしょうか?
道路のどこを探しても、境界線は見当たりません。当たり前のことです。
しかし、地図を見ると、ハッキリと境界線が引かれています。
ただその細い線は、道のセンターではなく端の方にあります。
では地図など、なぜわざわざ境界線を道路の中心ではなく、一方に片寄って引くのでしょう?
何か小難しい謂われでもあるのでしょうか。
しかし、ひも解いてみると、全然ややこしい問題ではなく、ごくごく単純で簡単な答えでした。
なんと、それぞれの町の境界には、原則が設けられていたのです。
長崎市の場合、河川、水路等の場合はその《中心線》に。
道路や鉄道、軌道の線路等の場合は《東側、南側の側線》に。
またその他は土地の《利用状況を考慮》して……とありました。
道路の場合、もともとからセンターではありませんでした。道路と建物の間の側線に境界線を設けていたのです。
だから、たとえばゼンリン発行の住宅地図など、縮尺の小さな地図で示すと、
境界線と道路の輪郭が重なり、分かりにくなるため、便宜上、センターなどに若干ずらしているのでしょう。


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