大浦海岸通りの台風被害
1874年(明治7)8月21日、風速60米級の大台風の中心が長崎を通過します。
7月28日に開庁したばかりの洋風木造2階建ての長崎県庁庁舎が倒壊し
諏訪神社の青銅製の鳥居が暴風によりわずかに基礎石を残して破壊
また「浦上四番崩れ」の旅から戻った浦上の地も大被害を受けます。
建てたばかりの浦上のバラック長屋は総倒れに、昔からの家を含めて全戸数の半分は倒壊してしまいます。
台風は長崎に甚大な被害をだしました。
大浦海岸通りの護岸の石積みや手摺りは、激しい荒波に崩れ落ちます。
絵はがき(複製)所蔵/藤城かおる
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