長崎バスが走る街
〜昭和30年代〜
奥で右折しようとしているボンネットバスは戸町行き。
その向こう四角い建物は松竹富士館です。
右側の長崎バスの奥には県庁舎も見えます。
自転車、バイク、自動車、バスが同じ道を共存していた時代の原風景です。
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銅座橋あたりから春雨交叉点方向を望んでいます。
長崎相互銀行、三菱銀行。左側奥にはOKAMA(SA?)の看板が見えます。
バスのうしろ姿が猫背でかわいらしく写っています。歩道の段差はありません。
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中ほどに思案橋電停のホームが見えます。
道沿い左上奥に行くと中央橋、県庁方面。
右側の建物は十八銀行。手前の自動車はトヨペットクラウンのパトカーのようです。
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ちょうど思案橋からの道が小島方面に登りはじめる国道324号。
長崎バスどうしが中央ですれ違っています。橋の上にいるのは電鉄バス。
電車の線路はまだ延びていません。終点の正覚寺下電停は電鉄バスのいる橋のあたりと思われます。
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愛宕町バス停の先、右へカーブする途中から左に曲がる道です。
上にのぼれば白木、風頭方面。
右の建物はレデンプトール教会です。
ボンネットバスは県庁・市役所経由の茂里町行き。
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白木バス停にさしかかる茂里町行きの長崎バス。
道路は完全未舗装です。
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長崎バスと電鉄バスの浜町バス停。現在の浜屋新館前にあたります。
表記として長崎バスは「浜町」、電鉄バスは「浜の町」。違いが分かりません。
長崎バスの案内板に「田上、茂木、北浦、大崎、宮摺方面行専用のりば
風頭山、白木、飯香の浦方面行きの方は富士館の向かいの停留所にてお待ち下さい」
とあります。いまもむかしも乗り場は変わっていません。
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写真提供/7枚ともに長崎自動車株式会社
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