長崎年表冩眞舘 其之参拾玖

入江町曲線
1960年(昭和35)8月24日撮影
《 》内は電車停留場名

入江町曲線手前から市民病院方面を望んでいます。
道路は、整備されていません。線路もありません。もちろん長崎バスターミナルビルもありません。
当時、大浦方面への線路は、《築町》と《出島》の間の千馬町から分岐していました。
路線が変更し、道路奥に向けて線路がまっすぐ延びるのは、1961年(昭和36)10月のことです。
同時に《入江町》ができます。






上の写真から右へ曲がり、まっすぐに延びる線路です。
埋立てにより、影も形もなくなった出島跡を貫いており、つき当たりに《出島》があります。
途中には、大浦方面へ延びる千馬町の分岐があります。
ここは1915年(大正4)11月16日の開業当時の路線のうち、唯一、現在も変わっていない線区です。
ちなみに《出島》の名称は、開業当時、《末廣町》といい、1939年(昭和14)8月に出島岸壁》と改称
1947年(昭和22)12月に、現在の《出島》となりました。



上の写真も下の写真も、ビルがなく街並みがものすごくさっぱりしている感じです。

2枚ともに写真提供/長崎電気軌道株式会社
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