長崎年表冩眞舘 其之弐拾壱

眼鏡橋(諫早)

諫早で眼鏡橋が起工したのは1838年(天保9)5月のこと。
永久に流されない橋を作ろうと各地の橋を視察、長崎の眼鏡橋に勝るものはないとの結論に達します。
中央基礎部では、砂利層の上に厚さ1米の潟土を置き、松くいで補強した上に枕木を敷いて地震に備えます。
そして1839年(天保10)8月、諫早眼鏡橋が完成。
本明川に橋はひとつもなく、諫早町と北諫早をむすぶ唯一の橋となりました。
利用度も高く、毎年の洪水にも崩壊することはありませんでした。
1957年(昭和32)、記録的な豪雨に見舞われた諫早水害のおりも、微動だにしませんでしたが、
大水害後に解体され、近くの諫早公園に移築されました。



郷土出版社「目で見る諫早・大村の100年」(諫早史談会.大村史談会/編集協力)より


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