西 海 橋
西彼杵半島と針尾島の間の針尾瀬戸に、橋を架けるよう地元から陳情書が提出されたのは1935年(昭和10)のこと。
のち日中戦争勃発により中止されますが、戦後1948年(昭和23)6月に県議会で承認を受けます。
1950年(昭和25)11月23日に起工式が挙行、両岸から橋桁工事に着手され、
1955年(昭和30)10月18日、念願の針尾瀬戸に架かる橋の完工式が盛大に行なわれ「西海橋」と命名されます。
全長316米、海面からの高さ42米、東洋一の固定網アーチで、総工費5億6千万円。
ずっと有料橋としていましたが、1970年(昭和45)2月28日に無料開放されます。
遠くには、1922(大正11)に海軍により建てられた針尾の3本の鉄塔も見えます。
写真は、1954年(昭和29)頃の建設途中の「西海橋」。
郷土出版社「目で見る佐世保の100年」(筒井隆義/監修)より