浦 上 天 主 堂
1880年(明治13)、浦上の信徒が旧浦上山里村庄屋の高谷官十郎邸屋敷跡を買い、仮教会堂を建築。
この屋敷では250年間にわたり、信仰の取り締まりの場所として絵踏みが行なわれていました。
1895年(明治28)2月に天主堂が起工。資金難から工事は度々途絶え、日露戦争中には工事が一時中断します。
その後、工事は再開し1914年(大正3)3月17日に中央ドームは造らず、双塔は未完成のまま献堂式を挙げます。
そして1925年(大正14)5月、正面双塔が竣工、6千人収容、東洋一の大天主堂が完成します。
写真にある『昭和9.2.3日 長崎要塞司令部検閲済』の文字は、あとからはめ込んだようです。
絵はがき(複製)所蔵/藤城かおる
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